早見表発行までに使える書籍・資料はどれですか?
『月刊/保険診療』2月号で「診療報酬改定速報」(←改定の「骨子」:つまり改定の主項目がわかる),3月号で「診療報酬改定詳報」(←すべての診療報酬項目の告示と通知を掲載。施設基準の告示も掲載。ただし,この時点で材料の通知や,施設基準の通知,その他,その時点で未発出の通知などは掲載されていない)──を掲載しています。
そのほか,3月上旬に「官報」が出ます(『月刊/保険診療』3月号と同じ情報。告示点数・施設基準が掲載されている)。これは官報販売所で購入できます。
4月から点数改定されるのに、早見表の発行はなぜ4月下旬なのですか?
厚労省からの最終的な「通知」「事務連絡」が4月中旬に出されるためです。
厚労省から正式な改定内容である「告示」が出されるのは3月上旬です。その後,その告示に関してさらに細かく規定した「通知」が発出されるのは3月の上旬から下旬にかけてで,さらに「事務連絡」であるQ&Aが出されるのが3月下旬から4月にかけてです。本書ではさらに4月中旬に発出される「通知」──「診療報酬請求書・明細書の記載要領」まで関連規定をすべて掲載しているため,最短で作業しても,印刷工程まで含めると,どうしても4月25日頃になってしまいます。
付録の電子版ダウンロードサービスとはどのようなものですか?
付録の電子版ダウンロードサービスとは,「DPC点数早見表」の書籍の内容を,目次分類に沿ってそのまま同じようにパソコンで閲覧できるようにしたものです。検索機能(全文検索)もあります。2017年版まではCD-ROMにてご提供しておりましたが,2018年版からは電子版ダウンロードサービスに変更されます。
データは加工できますか?
データは加工できません。(※エクセルに落とすこともできません)
新版と前版との違いは?
①直近の過去問題の収載,②オリジナル問題の一部差し替え(差し替えの程度は,版により増減します。点数改定直後の版は大幅に変わります),③前版発行より後に行われた制度改正や点数改定の内容を反映し,それに対応した問題や解説の変更――がなされています。
点数改定後の7月の試験は前期版で勉強しないとダメですか? 新点数で試験されるのですか?
診療報酬改定直後の7月の試験は,新しい点数や解釈で答えなくてはいけません。改定前の書籍では点数はもちろん,解釈も大幅に変わっている可能性が高いので,新版での受験をオススメします。(ちなみに,7月試験は4月現在,12月試験は10月現在の法制度や点数に基づき解答しなくてはいけません)
試験の申込みをしたいのですが
(財)日本医療保険事務協会が主催している試験なので,そちらにお申し込みください。
(http://www.shaho.co.jp/iryojimu/)
(tel:03-3252-3811)
過去何回分載っていますか?
5回分の掲載です。そのほかオリジナル問題(学科60問,実技6問)も収録されています。
前期版と後期版の違いは? オリジナル問題はどの程度違いますか?
後期版では直近の7月の試験の解答・解説を収載しています。オリジナル問題の入れ替えはありませんが,前期版発行から半年間に行われた制度改正や点数改定,追加通知等の内容を反映して,すべての内容を10月現在の法制度・診療報酬に改めています。
どんな本ですか?
実際のカルテからレセプトを作成していくまでの算定方法や注意点を詳細に解説した実例問題・解説集です(全12事例/入院6事例・外来6事例)。カルテを見る際にどんなポイントに着目すべきか,レセプトを作成する際にどんな点に注意すべきか理解ができます。このほか,資料として,「レセプト点検のチェックポイント」などを掲載しています。
どのような書籍ですか?
点数表の在宅医療の項目ごとに,あらゆるポイントのQ&Aをまとめてあります。Q&Aは小社の月刊誌『月刊/保険診療』に寄せられたQ&Aのほか,各関係団体が改定時に出すQ&A集や厚労省の質疑応答などから抜き出し,項目ごとに分類してまとめたものです。
介護とは関係ない書籍でしょうか? 介護保険のQ&Aも載っていますか?
第3章が介護保険Q&Aで,介護保険・介護報酬の要点解説とQ&Aを載せています。
訪問看護ステーションのQ&Aも載っていますか?
はい。第4章が訪問看護ステーションQ&Aで,医療保険の療養費の告示部分と,訪問看護ステーションに関する医療保険のQ&Aが載っています。
機材名(?)は載っていますか?
商品名のことならば,掲載していません。
どのような書籍ですか?
介護報酬の単位数(「診療報酬」でいう点数に当たるもの)と関連告示・通知をすべて収載し,オリジナルの「内容要約」「ポイント解説」,厚労省や各種団体の「Q&A」なども加えてあります(書籍の構成は「診療点数早見表」とほぼ同じです)。また,改定による変更点も一目でわかるようになっていて,施設の人員配置・設備基準は一覧表にしてわかりやすく掲載しています。
どのような本ですか?
介護報酬における「単位数サービスコード表」を収載したものです。介護サービスや地域密着型サービス,介護予防サービスといったすべての介護保険サービスコードの一覧を掲載し,サービス内容の略称,算定項目,合成単位数,算定単位が検索できます。「介護報酬早見表」と併せてご利用いただく書籍です。
どんな本ですか?
感染症予防法や生活保護法,障害者総合支援法,精神保健福祉法など,国で行われている公費負担制度の請求方法,患者負担割合,レセプトの書き方などを実践的に解説した書籍です。(※ 都道府県独自の公費負担制度は入っていません。)
労災独自の点数について載っていますか?
はい。その具体的な算定例も載せています。
労災保険情報センター(RIC)発行『労災保険 労災診療費算定基準早見表』とは?
事例中心の構成です。当社の「労災・自賠責請求マニュアル」は事例のほか,制度概要も掲載しているのでオススメです。
レセプトも載っていますか?
はい。算定の事例を多数掲載しています。
どのような本ですか?
医療事務の現場で必要とされる医事関連用語,法律用語,経営用語,医学・臨床用語,時事用語──全4200用語を五十音順に並べ,その意味をわかりやすく解説した書籍です。
どのような本ですか?
点数表に収載されているすべての検査,画像診断項目の内容,適応疾患,保険請求上のポイントを網羅しています。適応疾患は日本臨床検査学会の監修を経たものですので,レセプト点検やレセプト審査の参考情報として使えます。
どのような本ですか?
点数表に収載されているすべての手術の手技と手順,適応疾患,使用材料を網羅しています。術式を解説した図表も多数掲載しています。
どのような本ですか?
全診療科において,日常診療で診断されるほぼすべての傷病名3200項目を収載しており,その症状,治療法,使用薬剤,検査法などを解説しています。ICD-10(国際疾病分類)に基づきICD-10コードを付けた標準傷病名で分類し,傷病名の別称も掲載しています。
すべての病名が載っていますか?
傷病名の数は約3200項目で,別称(同じ疾患の似たような名称)を含めると4000項目にのぼります。全診療科で日常的に診断されるほぼすべての傷病名を網羅しているといえます。
どんな本ですか?
『プロのレセプトチェック技術』と『請求もれ・査定減ゼロ対策』と『レセプト総点検マニュアル』の違いは?
『プロのレセプトチェック技術』:請求もれと査定減の事例を挙げて,その原因と対策を,点数表の視点からだけでなく,臨床医学の視点などからも多角的に分析したものです。なぜ請求もれが起きたのか,なぜ査定減点を受けたのか,その理由を明確にすることで,応用力を身につけ,点検者のレセプトチェック技術を高めることを目的とした書籍です。
『請求もれ・査定減ゼロ対策』:請求もれと査定減をゼロに近づけるために,医療機関として点検者個人として取りうるあらゆる方策を総合的に網羅し解説した書籍です。①医療機関のシステムとしての請求もれ・査定減対策,②実際のレセプト点検で使える480のレセプトチェックポイント,③実際のレセプトチェック事例,④査定減防止のための症状詳記の書き方,⑤未収金防止策──など,請求もれ・査定減対策を総合的に解説しています。
『レセプト総点検マニュアル』:レセプト審査上の内部規定をもとに,レセプト点検をする際の具体的なチェックポイント(審査で認められる具体的な手術・検査・薬剤等の適応や分量など)を網羅的に挙げている手引き書です。国保旭中央病院が作成している「医師のための保険診療手引き」をベースとしています。
制度解説 | 単位 | 告示 | 通知 | 施設基準 | コード表 | QA | 請求事例 | |
早見表 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | × |
パーフェクト | ◎ | ◎ | △抜粋 | △抜粋 | × | × | ◎ | ◎ |
『労災・自賠責請求マニュアル』と『公費負担医療の実際知識』と『医事関連法の完全知識』の違いは?
『労災・自賠責請求マニュアル』:労災保険と自賠責保険の制度の概要,請求手続きや請求方法,レセプトの書き方などを解説した書籍です。
『公費負担医療の実際知識』:感染症予防法,生活保護法,障害者自立支援法など,国で行われている公費負担制度の請求方法,患者負担割合,レセプトの書き方などを解説した書籍です。公費負担医療制度に特化した内容です。
『医事関連法の完全知識』:「健康保険法」や「医療法」などをはじめとして,医療事務に必要と思われる法制度の要点を解説した書籍です。公費負担医療制度についても掲載していますが,基本的な解説にとどまります。実務的な請求の詳細については『公費負担医療の実際知識』にて解説しています。