2018年同時改定とその後の変遷を,プロフェッショナルの目で的確に読み解き,多角的にシミュレート。2025年へ向けて,自院の施設基準をどうデザインして診療報酬を最大化するか,地域でのポジショニングと機能をどう選択するか──を提案する経営戦略とシミュレーション分析の手引きです。

“できない理由”を並べる前に“どうすればできるか”を考え,地域医療構想・地域包括ケアに追随するのではなく,それを好機として捉えて“反転攻勢”に出る,2018年同時改定・2025年モデルの攻略の書です。

第1章 診療報酬改定のシミュレーション
 2018年同時改定に当たり,改定シミュレーションの基本方程式と読解術をわかりやすく解説します。

第2章 “攻める”診療報酬ケーススタディ50
1 経営改善のために「人件費増」を図る?
2 急性期病院における「ロングステイ」作戦は様々な経営指標を悪くする
3 給食業務委託の狙いはコスト削減から「増収」へ
4 「患者や住民に迷惑がかかる」が病棟再編を妨げる
5 何でも「現状維持課長」の弊害が大きかった
6 月間入退院1000人で退院調整加算わずか1件の「なぜ」
7 CT待機期間の短縮作戦を実行,誰もが納得の「四方良し」の結末に
8 医事課がザルだから単価が低い? 院長が抱いた疑念と真相
9 ブランド人生貫く内科部長,後発品は「ノーブランドだからダメ」
10 チーム医療推進を妨げる看護部長「スタッフステーションと呼ばないで」
ほか全50事例

第3章 2018年同時改定から2025年への戦略
1 2018年同時改定後にやるべきこと
2 2018年同時改定,2025年に向けた戦略,病院経営マネジメント